消費者金融のキャッシングを勧めてくるのでした

社会人になりたての頃、とても尊敬している先輩がいました。
仕事に関しては、業務内容はもちろんのこと、挨拶や一般常識まで全てご指導いただきバカな学生から少し成長したかと思います。
教育方法としては、仕事を任せると放置し、失敗したときにご指摘やアドバイスをしてもらいました。

叱るときは厳しく、褒めるときはきちんと褒める方で、私には合っているスタイルだったと思います。
日をおう毎に先輩への信頼は高まるばかりでした。
社会人2年過ぎた頃(3年だったかもしれません)、そんな先輩から「申し訳ないけど、お金貸してほしい。絶対に返すから。」と申し出が。
貯金が全くなかった私はお断りしましたが、そんな私に消費者金融のキャッシングを勧めてくるのでした。

冷静に考えると人からお金を借りるのに消費者金融のキャッシングって(そもそも後輩からお金を借りるのもどうかと…)。
しかし、当時の私は全く無知で、消費者金融の仕組みすら理解しておりません。
絶対的な信頼のある先輩の「カード発行されたら、俺が責任をもってちゃんと返済するから」との言葉を鵜呑みにし、その日のうちに審査、借り入れ、先輩に現金とカードを渡すのでした。
キャッシング枠¥200,000、まぁ若い私にはそんなもんですよね。
更に2~3ヶ月後、同じような申し出がありましたが、その時は不安になってお断り。
その頃から、消費者金融から催促の電話がかかってくるようになったのです。

最初に気づいたのは、事務員さん。
私だけではなく、同僚数人に同じような電話を取り次いで不審に思ったようです。
そう、先輩は私だけでなく、他の同僚にも同じように借りていたのです。

それが判明したころには、体調不良で休むようになっていた先輩は無断欠勤へ。
さらに連絡がつかない状態になりました。
また、私のほうも名義貸しで大変な事になっていることにようやく気付き、会社でも上司の面談など大事に!結局、先輩はそのまま、出社することなく退職。

その事情を知っている会社の処置(私や同僚に先輩の退職の事実を知らせなかった)に対して反感を持ってしまい、私も辞職。
地道に返済する私、高い授業料となりました。
※最後まで、先輩が何のためにお金が必要だったのか、また謝罪や言い訳もありませんでした。